水道も電気もない廃屋がポツンとあるだけの土地。
そこを整地し、新たなアウトドアのユートピアを築き始めた男がいる。町田忠志、47歳。
自他共に認めるアウトドアに魅せられた大人になれない少年である。この憎めない・裏切らない・そして何より強い心を持つ無骨貴人の新たなる挑戦に、僕(爽生)は最後まで付き合ってみたい衝動に駆られてしまった。
野良人の家には、純も蛍もいないのだが、朴訥で黙々と働く「黒板五郎」のような男が居て、独りコツコツと積み上げて建てた「石釜」と、「デッキテラス」のような空間が在る。
もちろん本物のドラマとは縁も所縁も全くないのだが、五郎のマインドをほぼ100%受け継ぐ正真正銘のセルフビルドは、まさしく北の国からに描かれてきた世界である。しかもそれはドラマではなく、紛れもなく「己の存在価値」を賭けた現在進行形の生き様なのだ。
こんな面白くてワクワクする話をほっておけるほど、僕は歳を取ってはいないのだが、さて、貴殿はどうだろうか… |